突然ですが、お仕事で悩みをかかえていませんか?

たとえば、仕事に対してやる気が出ないとか、興味がもてないとか……。または、職場の雰囲気が悪くて人間関係に耐えられない。そもそもやりたいことじゃなかったし、他にやりたいことが見つかった、などという場合もあるかも。

あなたが「第二新卒」に当てはまるなら、まだまだ一発逆転の可能性はあります。

第二新卒というのは、一般的には「一度就職した経験がある人材」で、概ね3年以内に離職・転職を行う場合を指します。仮にどこかに就職した後、3年以内に転職するなら第二新卒人材として応募することができるというわけですね。

年齢でいうと、高卒の場合21歳、大卒だと25歳ぐらいまでになるので、私にとってはここ7年ほどの間にかかわった卒業生が当てはまります。

その第二新卒ですが、ここ最近、採用の場面で注目が集まっているとか……。

たとえば、2014年のプロ野球ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズに2位指名されて入団した田中英祐元投手。京都大学卒で初のプロ野球選手ということで話題になりましたが、彼はプロ入りにともない、内定していた三井物産への入社を辞退しています。

しかし、2017年オフに戦力外通告を受けた後、同じく三井物産から再度オファーをもらい、2018年4月に新卒扱いで入社する予定とのこと。

田中元投手の場合はレアケースとしても、なぜ第二新卒が注目されているのか。それは、雇用者側・求職者側それぞれに次のようなメリットがあるからです。

第二新卒のメリット~雇用者側

  1. 入社までの期間が比較的短い
    新卒者の場合は入社時期が固定のため、採用活動を始めてから入社まで半年以上の期間を要しますが、第二新卒は入社時期の縛りがないため、タイミングに合わせての採用ができます。入社までの期間が短いと、採用コストの早期回収、社員の早期戦力化という点でメリットがあります。
  2. 新卒採用で取りこぼした優秀な若手を確保できる
    製品やサービスが一般消費者向けではないため学生の知名度が低い企業とか、新卒採用ではなかなか応募者が集まらない中小企業の場合、第二新卒に門戸を開くことで応募者が増えることが見込まれます。
  3. 基本的なビジネススキルやマナーを備えており教育コストが不要
    第二新卒者には、新卒入社した企業で研修や経験を積んで基本的なビジネススキルやマナーを備えている人が多いため、余分な研修を省くことができます。
  4. 一企業の風土や文化に染まっておらず柔軟で適応力が高い
    就業経験が長いと知識やスキルを期待できる一方、前の企業での慣習に縛られて新しい環境への適応が遅れるケースがあります。しかし、良い意味で経験の少ない第二新卒者の場合、柔軟性や適応力が高く新卒採用と同じようにスムーズに溶け込むことができます。

第二新卒のメリット~求職者側

  1. 自分が「本当にやりたいこと」に近づける
    最初の就職を経て、自分は何がやりたいのか、何に向いているのかを考えているはずなので、自身のキャリアプランに沿った職場を能動的に選択することが可能。また、学生時代の就職活動とは異なる軸で企業選びをするようになるので、幅広い視野で活動できる。
  2. 失敗を経て学びを得ており、それを武器として成長できる
    最初の会社選びでの失敗という非常に貴重な経験から「学び」を得ており、それを糧に成長できるポテンシャルが高い。

自分の希望に沿った職に就くために、ハローワーク、ジョブカフェといった第二新卒向けの支援サービスを積極的に利用しましょう。

インターネットの転職エージェントも有効です。転職を考えてはいるけれど、どのように進めていけばよいかわからない方は、まずはエージェントに相談してみましょう。

マイナビジョブ20’s」は総合人材会社のマイナビが展開する若者就職支援サービス。第二新卒をメインターゲットとして、東京・大阪・名古屋で相談会やカウンセリングを実施しています。ハウツーコンテンツも充実しているので、情報収集にも最適!

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