一般社会人から教員への転職を果たして、早いもので11年が経ちました。
臨時的任用の連続ですが、幸いなことに食いつなぐことができています。それこそ、現任校が廃校になるといったレベルの環境の激変がない限り、当分はお払い箱になりそうもありません。
それどころか、年数が経つにつれ、重要な仕事に携わらざるを得なくなってきました。
コンピュータの利用に関わるヘルプデスクから始まって、学校Webサイトの運営、校内ネットワークやコンピュータ教室の管理、IT設備の更新にかかる予算措置、高校入試に係るコンピュータ処理など……。
自分個人としては、職がある=食いつなげるので、大いに喜ばしいことなのですが、学校という組織としては、特にリスク管理の面からは、こういったデリケートな業務を一手に引き受けさせられて、しかも代わりにできる人がいないというのは、いかにもまずいのではないか。
というような話を、管理職面談でさせていただきました。「組織としての脆弱性が非常に心配」「個人芸ではなく情報システムの組織的運用体制を整備すべき」云々……。
管理職から特に反論はありませんでした。来年度に向けて少しでもよい動きにつながればいいのですが……。
先日はコメントありがとうございました。わたしのブログに返信しましたので、よろしければ見てくださいね。
GEN3さんは、学校でとても活躍されているようですね。
私は、あまり役に立ってないので、来年は仕事がないのではないかといつもヒヤヒヤしています。
こんな私ですが、前職では会社で大切な仕事を任されていたので、後進がいないのはまずいと思い、講習会をしたり、個人的に教えたりして、異動になったり、退職したりしたときに備えていました。
私のいた会社は、かなりマイナーな”桐”というデータベースソフトを使っていました。
あまりにも便利なので、はまってしまい、なんでも桐を使って処理していました。
他の人が作ったプログラムを参考に、いろいろなプログラムを作りましたが、私がいなくなってもちょっとした修正ができるようにと、プログラムの解釈(?)なども説明しました。
学校と会社は組織の作りが違うので、分掌以外のことを教わりたいと思う人もいないかもしれないですが、ちょっとでも、興味のある人がいれば、管理職の指示がなくても引き継いでいけるといいですね~。
みにくいあひるの子さん、コメントありがとうございます。
貴ブログの返信も拝見しました。
「桐」をお使いでしたか。その昔、個人的には興味を持っていたのですが、会社はMicrosoft Officeシリーズに席巻されていたので、データベースはAccessを使っていました。調べてみると、「桐」はバージョン10まで進化しているようですね。
> 講習会をしたり、個人的に教えたりして、異動になったり、退職したりしたときに備えていました。
そうですね。日々の雑事に振り回され、教員に対する啓発活動にじっくりと取り組んでいないのが反省点です。“啓発”なんて肩肘張らず、小さな情報発信を習慣化するところから始めるのがいいかもしれませんね。「校内LANお役立ちNEWS」といった感じで。年が改まったら、さっそく始めてみようかな。