『情報』の教員になる方法 その2」で、教員免許を持っていない場合として、情報実習の免許を取得する方法や実習助手になる方法を紹介しましたが、正攻法で「情報」免許を取得する方法にもふれておかなければなりませんよね。

ここでは、民間企業に勤める大学卒の会社員(かつての管理人)が、通信制大学で単位を修得して、教科「情報」の教員を目指すことを想定し、情報をまとめてみました。

通信制大学の例として取り上げるのは、北海道情報大学佛教大学。前者はその名のとおり情報系の通信制大学として、後者は、教員免許取得のためによく利用されることで有名です。

今回は北海道情報大学。大学卒業者で、初めて高等学校教諭1種免許状(情報・商業・数学)の取得をしたい場合は、「科目等履修生」としての入学になります。

出願書類

志願票とか選考料銀行振込証明書とか顔写真とか、いろいろありますが、入手に時間を要すると思われるのが大学・短大等の卒業証明書。おそらく郵送してもらうことになるので、出身大学・短大に早めに申請することが必要です。

学費

選考料10,000円に授業料が約650,000円。大まかな内訳としては、1年目に科目等履修生入学料25,000円、2年目に科目等履修生継続料15,000円。大きいのは、1単位6,000円×履修単位数の科目等履修生科目履修料。さらにスクーリング受講料、インターネットメディア授業受講料、テキスト代、教育実習費といった費用がかかります。

履修

入学後は、大学指定のテキストを使って基本的には在宅学習。科目によってはスクーリングやインターネットメディア授業も実施されます。科目ごとにレポートを提出し、さらに科目終了試験(単位修得のための試験を受験)に合格すれば、単位を修得できます。

科目等履修生の学習期間は1年間ですが、教員免許取得を目的とする場合、教育実習の受講が2年目になる関係で、最短でも2年は在籍することになります。したがって、2年目は継続という扱いに。ちなみに、継続は3回(通算4年間)まで可能です。

必要単位は2年間で67単位。ただし、教育実習を受講する前年度(1年目)末までに、要件として定められている科目・単位数をクリアしておかなければなりません。

北海道情報大学 通信教育部「2015年度 入学志願要項」P56

北海道情報大学 通信教育部「2015年度 入学志願要項」P56より

教育実習

そして2年目、最大のネックである教育実習が待ち構えています。ここまでは、一般企業での勤務のかたわらで時間をやりくりしつつ、学業を進めることはできますが、教育実習については個人の事情は一切考慮されないので、受入校指定の期間に都合よく休暇を取れない場合、本業を休職するか、退職するかの選択肢しかありません。働きながら、教員免許取得を目指す上で、最もつらいところです。

免許状の申請

苦労の甲斐あって、教育実習を含めて必要単位がすべて修得できたとします。

免許状の申請方法は2通り。一括申請と個人申請ですが、北海道情報大学の場合、科目等履修生は同大学の卒業生を除いて対象外なので、多くの場合は個人申請になりそうですね。もちろん、必要に応じて大学が各種証明書を発行してくれます。

手続方法は、申請する教育委員会に各自で問い合わせることになりますが、ここで最後の注意。

個人申請には、大学が発行する「学力に関する証明書」が必要なのですが、これを発行できるのが2月下旬以降になります。ところが、提出先の教育委員会によっては、繁忙期に個人申請の手続きを一定期間受付しないことがあり、タイミングによっては免許状の取得が遅くなってしまうのです。免許状の取得を条件に、翌年度4月からの採用が内定している場合は、教育委員会としっかりすり合わせをしておく必要があります。