高校教員の「ここがいい!」「ここがイヤ!」
投稿日 : 2015年6月24日
最終更新日時 : 2015年6月24日
投稿者 : GEN3
カテゴリー : 学校生活
高校教員いいなと思ったこと
- 時間の使い方をかなり自分でコントロールできる。 上司に呼びつけられて「すぐ○○をしろ!」ということは、あまりない。
- 授業のない日や時間帯は容易に年休をとれる。
- 17時に退校しても表立って文句は言われない。陰では多少言われるかも。
- 自分の専門・得意分野の仕事に力を注げる。元を正せば個人的な調べものでも、結果的に教科指導に役立つことが多い。
- 教科指導については、ある程度自己裁量が可能。したがって、やらされている感が少ないし、工夫をどんどん取り入れることができる。
- 逆に、手を抜こうと思えば楽ができる。
- 教科準備室の存在が大きい。不要な緊張感にさいなまれることがなく、わりと自由に行動できる(弁当箱を洗える、着替えができる、寝られる)
- 生徒に対する指導でダイレクトに好反応が帰ってきた時、やりがいを感じる。「ここは○○すれば?」「それ、いいですね!」って感じ。
- 生徒も大人に近づいているので、会話の中で気づきをもらうことがあるし、生徒の発想に感心させられることもある。
- 若者文化や世間の流行に詳しくなれる。
- 頼られていると感じるシーンも多く、自分の価値を再確認できる。
- 小中学に比べて、保護者が口を出す場面が少ない。
高校教員いやだと思ったこと
- 残業という概念がないので、残業手当もない。
- 運動部の主顧問になると拘束時間が長くなる。土日の練習・試合とか。
- 同時並行させなければならない仕事は民間より多い。特に、断続的に現れる生徒への対応に追われる。
- 枝葉末節に異常にこだわる。たとえば、試験問題はすべて管理職がチェックし、「1学期→第1学期」とか「全角()→半角()」といった、どうでもいい訂正を求められる。
- 教科毎の専門性の高さゆえか、教員相互の連帯感は希薄。一人ひとりの独立性が高く、個人事業主みたい。
- 数年で異動することが確実なので、嫌な仕事は徹底的に手を抜く教員もいる。「2~3年、適当にお茶を濁すか」という感じ。
- 概してIT環境が劣悪で、教員のITスキルも低い。転職した当初(約10年前)はPCは準備室に1台ずつしかなかった。
- 一部教員は、手間暇をかけることが良い仕事と勘違いしており、合理的に仕事を片付ける意識が希薄。
- ポンコツでも管理職が務まるので、その場合はヒラ教員が苦労する。
- 管理職、特に校長の資質ですべてが決まる。民間だと株主の意向に逆らって経営方針を変えることはできないが、監督する立場にあるはずの教育委員会も、法律の範囲内であればノータッチ。
- 管理職、特に校長を目指している教頭は保身がすべて。前例・事なかれ主義で合理的発想とは無縁。
- たまに地域住民からのバッシングがある。
- 名刺が支給されないので、自作しなければならない。
- 準備室にエアコンがない。
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