担当していた授業の生徒(3年生)が、卒業にあたって寄せ書きをくれました。

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1年から3年まで学年担当で持ち上がってきた、かなり思い入れの強い学年なので、素直に嬉しかった。

たとえば

3年間いっぱいいっぱいお世話になりました!!! わがままばっかりの○○(自分の名前)をかわいがってくれて、感謝しかないです!(笑)先生のおかげで○○(学校名)がスキになれました!

というメッセージをくれた女子生徒。

自分でもよくわかってらっしゃるように、わがままで自由奔放で突飛な言動でさんざん振り回してくれました。思いあまって、彼女が所属している部活の顧問の先生に話を聞きに行ったところ、いろいろ複雑な家庭事情を抱えていることが判明。

そういう背景を知ってしまうと、それまでのように頭ごなしに鉄槌を下すことができなくなりましてね。頭に血が上っても、ひと呼吸置いてから言葉を発するようになりました。

諭すというか婉曲な表現を用い、彼女のバックグラウンドを慮り、笑いを誘いつつ、こちらのメッセージを突きつける。即効性は全くありませんでしたが、それが徐々に伝わった結果、“かわいがってくれて”となったんでしょうか。もちろん、変な意味でかわいがったことはありません。念のため。

いつもは、どちらかというとネガティブな論調が強いブログですが、久しぶりにポジティブな記事を掲載することができました。これが教員の醍醐味のひとつです!