前回の記事で、WordPressについて触れましたが、勤務校のサイト、いわゆる学校ホームページはHTMLで構築しています。

もともとは、生徒が卒業制作として原型を作ったものだったのですが、前校長の鶴の一声でリニューアル。それがまた、とんでもないシロモノで、教職員や生徒の間では評判は散々。

ところが、前校長だけは常人には理解し難い感覚の持ち主だったようで、一人悦に入っていました。そのキワモノホームページをお見せできないのが残念です。

それで現在のサイトは、現校長着任の直後に再リニューアルしたもの。

現学校ホームページ

現学校ホームページ

私自身もデザインのセンスには乏しいので、ネットで販売されていたテンプレートを購入し、必要なアレンジを施して公開しました。

テンプレートの販売元は個人業者でしたが、公立学校(=お役所)と個人業者との取引はなにかと制約が多く、事務手続きだけでも非常に面倒な手順を踏んだものです。業者の銀行口座登録だとか、なんとか誓約書の提出だとか……。

苦労したかいあって、リニューアル前の悪評とはうって変わり、校長も満足しているようです。

サイトのメンテナンス自体は、テキストエディターでタグを編集し、FFFTPを使ってサーバーにアップロードという、超基本的で単純な方法なんですが、昨年までは、アップロード前のページ内容を固める段階でえらく苦労していました。

サーバーに上げる前に、ブラウザーでの表示内容を印刷して管理職の決裁をとらないといけないのです。場合によっては、そこで修正が入り、再びHTMLファイルをエディターでごちゃごちゃ。

そんなことを2回も3回もくり返していると、別の特急案件が割り込んできて、前の変更分をコメントアウトの上、先にこっちを……。そのうち、修正箇所を間違えて、決裁されていない部分を公開してしまったり、その逆をやっちまったり……。

「いい加減にしてくれ!」と管理職にねじ込み、「要決裁は文章の中身だけ。決裁後のページデザインについては一任する」の条件を納得させて、ようやく作業の煩雑さが解消されました。やれやれ。